スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

木質チップを使いこなすにあたっての予備知識

木質チップを使いこなすにあたって、堆肥化の際に植物体はどのような経路をたどって分解され養分化していくのかを知っておきたい。
良い堆肥生産のポイント(2)─ 微生物の働きを生かす堆肥の作り方 ─ (藤原 俊六郎)を読むと、植物体は以下の3つの段階を経て分解されるようだ。

**以下、上記サイトから引用改変**

(1)糖分解期

まず、糖やアミノ酸などの易分解性物質が分解される。分解は好気的に行われ、生育の早い糸状菌や好気細菌が主として活動し、この過程で活発に増殖する微生物の呼吸熱によって発熱が起こる。

(2)繊維分解期

温度が高まるとセルロースやヘミセルロースが分解される繊維分解期となる。セルロースは、リグニンやへミセルロースで保護されており、なかでもへミセルロースは、セルロースとリグニンの結合組織的役割をもっている。

この時期は、堆肥の温度が60℃以上になり、他の一般の微生物は活動できず、ごく限られた種類の高温菌が働く。高温性好気性の放線菌(サーモアクチノミセテス等)によってへミセルロースを分解し、セルロースをむきだしにする。このとき酸素を盛んに消費するため周囲が酸素不足となり、そこに嫌気性のセルロース分解菌(クロストリジウム等)の働く場ができる。このようにして好気性菌と嫌気性菌の役割分担が成り立ち、繊維質の分解が進む。

(3)リグニン分解期

堆肥の温度がゆっくりと下がる。このころからリグニンの分解が始まる。リグニン分解は主としてキノコ(担子菌)の仕事だが、この時期は繊維成分の中間分解物があり、堆肥の品温も低下して他の微生物も生育しやすい環境となっているため、多種類の微生物が活動する。さらに、微生物が多くなると、それを食べる小動物が現われ、トビムシやミミズも見られるようになる。


このように、易分解性物質から始まり、ヘミセルロース、セルロース、リグニンと順次分解されて、それに関与する微生物もそれぞれに適合したものに変化していく。すなわち、微生物は単一種ではなく、多くの種類の微生物によって堆肥が作られる。そして、その菌は自然界に広く分布しているため、どんな堆肥でも似たような微生物変化が起こる。


**引用以上**
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
twitter
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。